「あのね」で始まる事。

 小学生の頃(凄い昔の話しでごめんなさい)作文や、ノートに日記を書くのに「先生、あのね」と書き出すような決まりがあった。凄く大好きな先生だったので、先生に話したい事は山ほどあった。「先生、あのね」って書き出す事で、実際に先生と向かい合って話を聞いて貰っている気持ちになった。最近読んだ本とか、友だちとの微妙な気持ちの行き違いとか、果てしなく話したい書きたい事は沢山あって、それをただただ書いては、先生に渡していた。とてもマメな先生だったので、その取り止めもない小学校一年生の私の文章に、赤字で丁寧に添削してくれていた。もやもやしている私の気持ちは、その赤文字により、ふんわりと溶かされていくかのようだった。

 そして小学3年か4年の頃に、担任の先生が長期の休みになり、様々なキャラの濃い先生が入れ替わりたちかわり教えに来てくれていた記憶(今考えるとかなり緊急事態)竹刀を持った先生も居たっけ。(時代)そんな中、教頭先生が来て「詩」を書く時間を設けてくれた。私はその時間が楽しみになり、どんどん詩を書いた。次第に書いた物は溜まって行き、とにかくその先生は「誉める」ことに長けていたので、俄然やる気も出た。私は褒められて伸びるタイプなのだという事をその時にひしひしと感じた。あ、今もかなりその要素は強いと思う。

 最近、あるメンバーさんと、ほぼ毎晩LINEでのやり取りがある。何を話しているのかというと、「好きなもの、好きな事」が中心な気がする。私が最近になって知った←周囲には、いずれも「え、今?何故今?知らなかったの?」みたいに言われるのだが、「BTSの事が好き」と言うと「はい、これをどうぞ」と、youtubeから動画を探して送ってくれたり(いずれも、自分では探せなかった内容)向こうも、好きな女優さんの写真などを送ってくれる。ある女優さんの写真を送ってくれた時に「なんか、可愛いけど、たくましく見える」みたいに私はなんだか嫌な言い方をしたのだが、すると「上品からくる強さかもしれませんね」という、何ともスマートな答えが返ってきた。

 私の視点では気づかないで居た事を、相手が居る事で、その相手から気づかせて貰う瞬間がある。自分だけの世界だけではなく、小学生の時は、先生との交換日記だったり、作文、教頭先生とのやり取りでは詩、そして今はメンバーさんとのやり取りの中で様々な気付きを貰っている。

 全て、1人では出来ない事だ。これからも、この場で書いては読んで貰う事で、様々な意見を頂き、成長していけたらと思っているので、読者の皆様、よろしくお願い致します!←キモい終わり方!!!