わいわい、がやがや、略してわいがや。
1981年12月。国際障害者年に営業を開始しました。
コーヒーはもちろんおいしいですが、なによりの自慢は、障害者と健常者が一緒にお店に立っていること、そして、商売っ気が無いことです。
共にあることの自由、今よりももっともっとハチャメチャになる自由のために、わたしたちはお店を開けています。
フツーの喫茶店とは、ちょっと違います。
あなたがもし、散歩が好きなら、晴れた日の公園のベンチを思い浮かべてみてください。
あなたはなにも急いでいません。ただ……。
なにか嬉しいことがあったのかもしれません。
なにか心の底から笑えるような、愉快なことがあったのかもしれません。
なにか恐ろしいことがあって、逃げているのかもしれません。
なにか悲しいことがあって、傷ついているのかもしれません。
座って、呼吸が落ち着くまで。
言葉にならないものが、言葉になるか、どこかへいってしまうまで。
あなたはあなたのままで、嬉しいことも、悲しいことも、なにも変わらないままですが。
ただそこにいる自由のために、喫茶わいがやは営業しています。