「改革」という罪
今年は中々公民館に行けなかったけど、逆にメンバーとLINEやメール、電話をする機会は増えた。
そうすると、「別に同じことを何回言ってもいいんだな」と気づいた。メンバーによっては、届くメッセージが毎回同じような内容であったり、いくつかのパターンであったりすることもある。それに対して、毎回違うことを返さないといけないと思っていたが、次第にそんなことはないと分かった。
季節や天候のこと、体調を気づかう言葉、仕事についての励まし。同じことを何度だって言っていいし、それに、本当に人に伝える必要のあるメッセージは実はそんなに種類がないのかもしれない。
そんなことを思っているときにちょうど、大阪市廃止・特別区設置の是非を問う住民投票が行われていた。
なんとかをぶっつぶすと言った政治家が脚光を浴びた頃から「改革」するのが正しいという風潮が現れ、常に現状を変えて新しくしていかないといけないという要請が、今では社会の隅々に及んでいる。
でもこの15年を振り返ると、どう考えても「改革」による弊害の方が大きい。というか、「改革」によって社会が壊れかけている。
同じで良いことは同じで良くて、変わらなくて良いことは変わらなくて良い。よく考えると当たり前のことなんだけど、私もメンバーに教わるまでは気づけなかった。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません