僕が飛び跳ねる理由
新型コロナの感性拡大で、世界中の映画制作はストップし、映画館の上映ラインナップも寂しい今日ですが、久しぶりに映画館へ足を運びました。
今回鑑賞した作品は「僕が飛び跳ねる理由(監督:ジェリー・ロスウェル)」です。
自閉症者の東田直樹さんの著書「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」をもとに4カ国5人の自閉症の若者を追ったドキュメンタリー映画です。
一口に自閉症と言っても個性も行動も考え方も好きなことも嫌いなこともコミュニケーションの取り方もみんなバラバラです。もしかしたら見えている世界、聞こえている世界も違うのかもしれません。この映画では自閉症者の見ている世界、感じている世界を擬似的に表現されていて私は自閉症者の感じる感性を初めて知ったようなきがします。
この映画では自閉症者と両親との会話を中心としたコミュニケーションもとても丁寧に撮られています。それぞれの両親はそれぞれの形で子供達に向き合います。ある親子は自分の気持ちをペインティングで表現し、ある親子は近い距離で言葉を交わしたり、ある親子は文字盤を使って自分の言葉を現したり、ある親子は差別や偏見と戦いながら積極的に社会へ一緒に出ていく・・・。親子同士でもコミュニケーションを撮るのはとても難しいけど、親と子の心はがっちりと結ばれいてるようにも思えました。
この作品は、自閉症者と両親のコミュニケーションを重要なテーマとして制作されているんだなぁと思いました。そして、私たちに障害者と健常者(このような括り方はあまり好きじゃないけど・・・)とのコミュニケーションは難しいけど不可能では無く、気持ちや言葉を交わす方法はいくらでもあるんだと教えてくれたような気がします。私もコーヒーハウスで過ごす時のヒントにしたいです。
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