言葉だけが全てじゃない
あれは何歳頃の事だろうか。妹と一緒に家から出て外へ遊びに行こうとした。マンションの階段を降りて道路に出ると、遥か向こうの方から子犬が全速力で、こちらに走ってきた。可愛らしい、豆のような子犬は、鉄砲玉のように私たちの方に一目散に走って ...
梵天丸と共に
小学生の頃、黄色い自転車に「梵天丸」と名付け、それを乗り回していたヤバい小学生だった私。そして今、真っ赤な自転車を名前こそつけていないものの、かなりの長距離を乗り回している。移動手段として何で自転車なのか?直に触れる風が心地よいのと ...
「あのね」で始まる事。
小学生の頃(凄い昔の話しでごめんなさい)作文や、ノートに日記を書くのに「先生、あのね」と書き出すような決まりがあった。凄く大好きな先生だったので、先生に話したい事は山ほどあった。「先生、あのね」って書き出す事で、実際に先生と向かい合 ...
「続けている理由」
最近は5月でも、真夏のようにジリジリと陽が照りつける。歩いたり戸外での活動をしたりするのは本当にしんどく思える日が増えてきた。そんなある日、仕事で遠足があった。私は決して仕事が好きではない。この仕事に自分は向いていないと、未だに思う ...
「色んな意味で引きが強いです」
色々な意味で、良くも悪くも信じられない事が身の回りに起こる人生だったように思う。
高校生の頃、帰省し和歌山県からの帰路は叔父の車で高速に乗った。何故だかわからないが、朝からざわざわした気持ちで、車に乗りたくないな、とば ...